成年後見

成年後見制度とは、知的障害・精神障害・認知症などによって独力で決めることに不安や心配のある方が色々な契約や手続きをする際にサポートをする制度のことです。

ひとりで決めることが心配な方々は、財産管理や介護などの身上保護などの法律行為をひとりで行うのが難しい場合があります。

そのほかにも、自分に不利益な契約であることを理解せずに契約をしてしまい、被害にあってしまうこともあります。
このようなことにならないようにサポートをする制度が成年後見制度です。

成年後見人の手続きの流れは以下の通りです。
①本人、配偶者、四親等内の親族、検察官、市町村長などが家庭裁判所に申し立てを行う
②家庭裁判所による審理
③家庭裁判所による審判
④告知・通知
⑤法務局で成年後見人の登記を行う
⑥成年後見人制度の開始（財産目録や年間収支予定表を作成し、家庭裁判所に提出する

なお、手続きにあたっては原則として本人の同意が必要となるので、本人の意思についても確認しましょう。

手続きは自分でもできますが、弁護士などの専門家に任せることでスムーズに手続きを進めることができるため、少しでも不安な場合には弁護士などの専門家に相談するのがよいでしょう。

静岡法律事務所では、静岡県の皆様から相続についてのご相談を承っております。

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