死亡事故

重大な交通事故の場合は、被害者が亡くなられてしまうことがあります。死亡事故は、その他の事故とは異なる扱いをする部分があります。
このページでは、交通事故に関する様々なテーマの中から、死亡事故についてご説明いたします。

■死亡事故とその特徴
死亡事故とは、文字通り被害者の方が亡くなられてしまった事故のことをさします。
高速道路での事故や、バイクでの事故、歩行者が被害に遭った事故などにおいては、死亡事故となることが多くあります。
死亡事故の特徴としては、損害賠償請求を行う人が遺族であるという点が挙げられます。
本来、損害賠償請求権を行使するのは被害者本人ですが、死亡事故においては被害者が亡くなられているため、遺族が損害賠償を請求することになります。

■死亡事故における損害賠償請求の項目
死亡事故における損害賠償請求の項目は多岐にわたります。
まず、慰謝料については、被害者本人に対する慰謝料と、遺族に対する慰謝料を合わせた死亡慰謝料を請求することができます。
被害者の治療費は通常の人身事故同様に請求することができるほか、葬儀費等についても300万円程度までは請求することができます。

ただし、香典返しの費用は請求できないとされています。
また、逸失利益が請求できる点も重要なポイントです。
逸失利益とは、得べかりし利益とも呼ばれるもので、交通事故により死亡しなければ将来得られていたであろう収入を、損失として捉えた賠償金のことをさします。逸失利益は、学生や専業主婦であっても請求できます。
こうした損害賠償請求の項目を全て合わせると、損害賠償の総額は非常に高額になるケースも多くあります。

静岡法律事務所は、静岡県静岡市を中心に、交通事故に関するご相談を承っております。
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