物損事故

物損事故は人が怪我をしていないという点では不幸中の幸いですが、損害賠償請求においてはトラブルとなるケースも多く存在しています。
このページでは、交通事故に関する様々なテーマの中から、物損事故についてご説明いたします。

■物損事故とは
物損事故とは、人が怪我を負わなかった交通事故のことをさします。
具体的には、接触により住宅の一部を損壊させたような事故や、駐車場で無人の自動車に接触し損傷させたような事故が物損事故に該当します。
また、人が乗っている場合であっても、軽度の事故の場合には物損事故として処理されることがあります。

■物損事故の損害賠償請求
物損事故の損害賠償請求については、いくつか特徴があります。
まず、物損事故では、慰謝料の請求が認められていません。慰謝料は、精神的損害に対する賠償金であるためです。
また、自動車損害賠償保障法（自賠法）が適用されないため、民法709条の不法行為責任として損害賠償請求を行う必要があり、加害者の故意または過失の立証責任は被害者側にあります。当て逃げの被害にあった場合などには、加害者を特定するところから始める必要があり、困難を伴うこともあります。
物損事故の損害賠償の項目としては、損傷した自動車等の修理費用の他、事故により休業せざるを得なくなった場合には休業損害についても請求することができます。

静岡法律事務所は、静岡県静岡市を中心に、交通事故に関するご相談を承っております。
交通事故以外にも、相続、借金問題など、身近な法律トラブルに対応しております。
「物損事故での減点の点数を知りたい」「相手方が過失を認めない」「物損事故で休業補償は下りるのか」など、交通事故でお困りの方は、静岡法律事務所までお気軽にご相談下さい。